Mac miniがスリープ状態で発熱:完全にスリープ状態にする方法
朝起きてスリープ状態のMac miniを触ってみると熱くなっていました。Macは基本スリープ状態で使うから、Mac miniの電源ボタンが底面でも問題ない、と聞いて納得していました。
しかし、スリープ状態なのに完全にスリープせずに発熱するのでは、結局、電源を落とす必要性が出てくるので、電源管理の設定を変えてみました。
環境
チップ Apple M4
MacOS Sequoia 15.1
電源管理の設定を確認
ターミナルで以下のコマンドを入力。
sudo pmset -g
System-wide power settings:
Currently in use:
standby 0
Sleep On Power Button 1
autorestart 0
powernap 1
networkoversleep 0
disksleep 10
sleep 1 (sleep prevented by powerd, bluetoothd, sharingd)
ttyskeepawake 1
displaysleep 10
tcpkeepalive 1
lowpowermode 0
womp 0
Power Napを無効にする
Power Napが有効になっていると、Macはスリープ中にバックグラウンドで処理を行い、iCloud同期、メールの受信、Time Machineバックアップなどが実行されます。
スリープ状態でも電力を消費し、発熱の原因になる可能性があります。
sudo pmset -a powernap 0
ttyskeepawakeを無効にする
ttyskeepawakeが有効になっていると、ターミナルセッションが長時間アクティブになります。
それが原因でスリープに入らないことがあり、発熱を引き起こす可能性があります。
sudo pmset -a ttyskeepawake 0
TCP Keep-Aliveを無効にする
TCP Keep-Aliveは、TCP接続がアクティブな場合、Macがスリープに入らないようにする設定です。
この設定が有効になっていると、ネットワーク接続がアクティブな場合、スリープに入らないため、ネットワーク経由でデータが送受信されていると、Macが発熱し続ける可能性があります。
sudo pmset -a tcpkeepalive 0
電源管理設定後
System-wide power settings:
Currently in use:
standby 0
Sleep On Power Button 1
autorestart 0
SleepServices 0
powernap 0
networkoversleep 0
disksleep 10
sleep 1 (sleep prevented by powerd, bluetoothd, sharingd)
ttyskeepawake 0
displaysleep 10
tcpkeepalive 0
lowpowermode 0
womp 0
これらの設定を変更することで、スリープ中の発熱を軽減できると思われます。